背泳ぎが苦しい!?背泳ぎ嫌いが見落としがちなたった一つのこと。
- ふね
- 2020年4月13日
- 読了時間: 3分
皆さんは背泳ぎ得意ですか?僕は苦手です(笑)自分の位置を目視で確認できない故、なかなか好きなれない方も多いと思います。今回は泳ぎ事態の話ではなくて、実際に始めたばかりの方とのレッスンで伺った話を基に『苦しくて泳ぎたくない』という悩みを解消するためのTipsを紹介します。

コーチ助けて!背泳ぎが苦しすぎて嫌いになりそう…
その方の話では、泳いでいる最中に鼻から水が入ってしまい痛くて耐えられないそうです。当時まだ指導経験の浅かった私は泳ぎの状態がどうなっているのかばかりを必死になって探って『少し腰が折れているので~』とか『あえて足を下げて~』などとにかく顔に水がかからない状態を作り上げることに尽力していました。
その後も手を変え品を変え、いろいろなドリルを試しましたが状況は変わらず…お手上げ状態でした。
こういう時こそ思い切って基本に立ち返ろう!
『次のサイクルはもう一回基礎練習をしっかりやってみてはどうだろう?』ある日の指導後の反省会で先輩から言われた一言でひらめきました。もしかして呼吸法に問題があるのではと!
そこで、翌サイクルの最初の練習でボビング練習を入れたところその方は陸でやる呼吸法でボビングをしていました。
水泳特有の呼吸法とは?
陸の生活における呼吸法は【鼻で吸って鼻で吐く】という手順ですが水泳における呼吸法は【口で吸って鼻で吐く】なのです。相談をしてきた方はこの呼吸法を知らなかったため、背泳系はすべて鼻から息を吸おうとして水が鼻に入ってしまったのです。
後でわかったことなのですが、前任者もボビング練習をほぼすることなくクロールの練習をはじめてしまい、以降基礎練習はアップのついでにサクサクっとやる程度にとどめてしまっていたようです。
この事象の問題点
『ボビング練習を怠ってはいけない』『ボビング練習が背泳ぎ苦手克服の第1歩』というお話で締めくくるつもりでしたが、私たち指導者側にも問題があるケースでしたね。
・前任者からの引継ぎがうまくいっていなかったこと
・『泳ぎ(フォーム)の相談、問題である』と勘違いしてしまったこと
・多角的な考え方ができなかったこと
などのことが重なり、お客様の時間を無駄に奪ってしまった最悪の事例です。この件以降私はどんな簡単な相談に対してもいろいろなパターンを想定して話を聞くように意識をし始めました。答えがわかりきっていたとしても、なるべく相談者の方自身の口から状況を伝えてもらうようにしてその悩み真意や度合いを共有できるようになれば、こういったミスも起こりにくくなるかもしれないですね。
ちょっと話題はそれてしまいましたが、『ボビングを笑うものはボビングに泣く』『苦しいと感じたときは呼吸法が正しいか?』と基本に立ち返りましょうというお話でした。。。
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