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もっとラクに!ワンランク上のバタフライ-ストローク編-

  • 執筆者の写真: ふね
    ふね
  • 2020年4月24日
  • 読了時間: 3分

前回は楽バタフライを泳ぐための呼吸法についてお話をしました。しかしいくら呼吸法を知っていても、顔が水上に出なければ息を吸うことができません!今回は確実に顔を水上に出すために必要な『ストローク』のお話です。

※前回の記事をまだ読まれていない方はこちらからご覧いただくことをお勧めします


上手に顔を出すには『顔を出そう!』と思わないこと!

人間とは欲深い生き物です。(突然何を言い出すんだ…)上手に呼吸をするためにはまずこの『呼吸をしたい』という欲求をなくさなければならないのです。前回の記事を読んで正しい呼吸の準備ができるようになった皆さんは、実はもうこの欲求を捨てているに等しいのです。試しに呼吸の準備の体勢から第2キックを打ってみましょう。最低でも目線くらいは水面に浮上するはずです。つまり、呼吸の準備が整えば足の力だけで顔の40~50%程度は水面に出せるということです。正しい体勢を覚えれば『呼吸をしなくては!』と思わなくともうねり+2回のキックだけで事が足りてしまうのです。


推進力は浮力に変わる!

ではここからが本題です。顔の残り半分を確実に水上に出すために、正確なストロークをしなくてはなりません。特にプッシュの部分(水の押しはじめ)を正しくできるかが重要なカギです!

では突然ですが問題です。下の2つのプッシュの形、どちらがラクに呼吸できるでしょうか?

上級者の方には簡単な質問でしたね。②の方が数段ラクです。『ハイエルボー』と呼ばれるテクニックなのですが、こちらはまた別の機会に解説します。

ここで、前回の体の位置関係を思い出してみると、手・頭が上足が下という形が成り立っている状態です。①の肘の伸びた状態のストロークをすると顔は出るのですが、水の流れが真下に向かうので極端に言えば『ほぼ進むことができない』のです。


一方でハイエルボーで水を掻いた場合は、顔の出る位置は最低ラインであるものの、掻きの方向≒水の流れる方向となるため推進力が高くなります。推進力は浮力にも変換することができるので『低い位置で長く呼吸ができる』ことになり、メリットが非常に大きいのです!

2つの内容をうまくつなぎ合わせる

前回の体勢と今回のプッシュ・ストロークのポイントをうまくつなぎ合わせて連続的に行なうことができれば、軽い力でスピードが出るバタフライを泳ぐことができます。ただこのつなぎ合わせの作業が慣れるまで時間がかかる場合もあるので4回キック->1回呼吸のバタフライで体制の確認をしたり、数回ごとの区切って泳いでみるのもよいと思います。また、腕の形を見るためのフェイスアップバタフライ(呼吸はしない)も効果が高いのではないでしょうか。


緊急事態宣言解除まではプールで試せる機会はないと思いますが、鏡など使ってまずはうねりの形やハイエルボーの形を見るところからスタートしてみましょう!

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